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【Jリーグ】四国初J1だ!! 堅守徳島、プレーオフ制す

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【Jリーグ】四国初J1だ!! 堅守徳島、プレーオフ制す

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 J1昇格の最後の1枠を争うプレーオフ決勝は12月8日、東京・国立競技場で2万3266人の観衆を集めて行われ、J2で4位の徳島が3位の京都を2-0で破り、四国に初めてのJ1クラブが誕生することになった。徳島は大塚製薬サッカー部が前身で、2005年からJ2に参戦。来季はG大阪、神戸、徳島がJ1に昇格し、湘南、磐田、大分がJ2に降格する。

 クラブ名のヴォルティスが表す歓喜の「渦」が国立のスタンドを巻き込んだ。J2参戦から9年目、徳島の昇格と四国初のJ1を告げる笛が高らかに響く。「出来過ぎ。この舞台でチームをJ1に上げられて本当にうれしい」と小林監督は興奮を抑えて話した。過去に大分、山形を引き上げた“昇格請負人”が面目躍如の一戦を披露した。

 序盤は攻め込まれ、我慢の展開が続く。だが、4バックが整ってリーグ後半に急上昇したチームの守備は崩れない。冷静に反撃の機会をうかがい、前半39分には右CKから千代反田(ちよたんだ)のヘッドで先制点を奪った。

 4分後も裏に抜けたボールを津田が猛然と追い、右足アウトサイドで豪快にネットを揺らした。9月中旬以降、ゴールがなかったエースは「すごく興奮している。(4位でJ1に届かなかった)2年前の悔しさを晴らせてよかった」と白い歯を見せた。

 シュート4本。少ない好機を生かし、守備が踏ん張るスタイルでプレーオフを突破した。だが、千代反田は「今のままじゃ厳しい」と自覚する。監督は「少しでもチャレンジできるよう準備したい」と手綱を締め、四国代表として新たなステージに挑む。(SANKEI EXPRESS

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