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バンジー、射撃ゲーム 経験ないことばかり 映画「グロリアの青春」 パウリーナ・ガルシアさんインタビュー

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バンジー、射撃ゲーム 経験ないことばかり 映画「グロリアの青春」 パウリーナ・ガルシアさんインタビュー

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「まだまだ女優、監督、脚本家としてやることがいっぱい」と語る、チリの人気女優のパウリーナ・ガルシアさん=東京都中央区(野村成次撮影)  チリの人気女優、パウリーナ・ガルシア(53)は、ヒューマンドラマ「グロリアの青春」(セバスティアン・レリオ監督)で、ヌードも辞さない体当たりの演技を見せ、中年女性が第二の人生をいかに生きるべきかを提示してみせた。男性を頼らず、恋も、遊びも、仕事も前向きに捉え、力強く生きていく主人公、グロリアの人物像については、「チリにも似たような境遇の女性はたくさんいますよ。ただ、映画はこれまで彼女たちの生き方を真正面からあまり取りあげてこなかったので、『私もそうだわ』と作品への反響が大きかったようです」と紹介。自分も作中でバンジージャンプ、対人型の屋外射撃ゲーム、中年独身者が集うダンスホールでの逢瀬-といった非日常的な体験を積極的に重ねたガルシアは、「皆さんが映画でご覧になったことは、私が長い人生で経験したことがないことばかりだったわ」と楽しそうに振り返った。

 キャリアウーマンとして長年、身を粉にして働いてきたグロリアは58歳。すでに2人の子供は独立し、夫との離婚後は1人暮らしを楽しんでいた。そんなある日、中年の独身者が集うダンスホールで元海軍将校で年上の実業家、ロドルフォ(セルヒオ・エルナンデス)と出会い、恋に落ちる。

 子供との関係はつかず、離れず

 チリの女性たちによる恋愛への距離の取り方がさまざまに垣間見えて面白い。今の若い世代と違ってガルシアの世代には、次々と恋愛対象を変えていくまるで渡り鳥のような、開けっぴろげで、エネルギッシュで、自由奔放なカップルはいなかったそうだ。とはいっても、大学生を過ぎれば特定の恋人とステディーな関係があるのは普通のことだから、それなりに恋愛に関する行動の自由度は増していく。ガルシアは自分の子供たちと性やセックスに関する話題を話すときは、「あけっぴろげに話しましたね。子供たちはしっかりと内容を認識し、自分なりに行動規範を作って自分を律するようになっていましたよ」。

 経済的に自立しない子供たちを抱え、子供たちと精神的にも依存し合う関係に陥っているロドルフォと、キャリアウーマンの代表ともいえるグロリアの関係に、ほどなくすきま風が吹くのは自然の成り行きだろう。ガルシアは子供との距離の取り方について「自立するまではしっかりと見届けるけれど、その後は私といい関係が保てるように努力したい」と強調した。具体的には「つかず、離れず。私のことを忘れないでほしいけど、そんなに気にもとめないでほしい。だって、子供たちは自分の所有物ではないのだから。私の理想でもありますけれど」と語った。

 そんなガルシアの子供たちだから、母親の濡れ場には驚きもしないそうだ。「きっと子供たちは言うでしょう。『お母さんの仕事でしょう。何にも珍しくないよ』。夫だって、言うに及ばずですよ。焼きもちなんて焼きません」。3月1日からヒューマントラスト渋谷ほか全国順次公開。(文:高橋天地(たかくに)/撮影:野村成次/SANKEI EXPRESS

 ■Paulina Garcia 1960年11月27日、チリ・サンティアゴ生まれ。女優、監督、劇作家として活躍。2007~08年のテレビシリーズ「Carcel de Mujeres」で、チリのアカデミー賞やエミー賞に相当するアルタザール最優秀女優賞(テレビ部門)を受賞。「グロリアの青春」で第63回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(主演女優賞)を受賞した。

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