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社会
【This Week】(3月10~16日) 元象印副社長ら殺害 裁判員判断に注目
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堺市で2011年、元象印マホービン副社長、尾崎宗秀(おざ・そうしゅう)さん=当時(84)=ら2人を殺害したとして、強盗殺人などの罪に問われた無職、西口宗宏(にしぐち・むねひろ)被告(52)に3月10日、大阪地裁堺支部(森浩史裁判長)で裁判員裁判の判決が言い渡される。求刑は死刑。
公判では死刑をめぐる異例の証人尋問も開かれ、裁判員の判断が注目される。
起訴内容に争いはなく、争点は量刑に絞られた。弁護側は「絞首刑は残虐で死刑は憲法違反。無期懲役が適切だ」と主張。絞首刑では意識が喪失するまで苦痛が続くなどと訴えた。
証人として出廷した元刑務官の坂本敏夫さんは「死刑の執行はいつでもできるようにしていた」「(死刑囚は)恐怖の毎日だと思う」と説明。執行時についても「心停止後、蘇生させないように、5分間は首をつったままにする」と詳述した。
一方、検察側は死刑制度について「ある程度の精神的、肉体的苦痛を与えることは避けられない」と指摘した。西口被告が別の事件で服役中に強盗殺人を計画し、ノートに拉致や遺体処理を意味する言葉をローマ字で書き留めていたと強調。「強固な殺意に基づき、極めて残虐な態様で殺害した」と死刑を求めた。
論告などによると、西口被告は同居女性に対し、仕事による収入があるとの嘘がばれないように現金強奪を決意した。堺市の駐車場で11年11月、主婦、田村武子さん=当時(67)=を襲って現金約31万円を奪い、ラップを巻き付けて殺害。遺体をドラム缶に入れて大阪府内の山中で焼却した。12月には知人の尾崎さん宅に宅配便を装って侵入。現金約80万円などを奪い、尾崎さんを窒息死させたなどとしている。(SANKEI EXPRESS)