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爽快 ラテンロックで夏を先取り! サンタナ、オゾマトリ
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メキシコ出身のギタリスト、カルロス・サンタナ(提供写真) 冬から春、そして夏と向かっていることを体感できるこの季節。音楽だって、もっと開放的な気分で楽しみたいと思う時期ではないだろうか。そんな時には、やはりラテンミュージック。とくに、ロックと合体したラテンロックがあれば、勢いよく輝く季節へ飛び込んでいけそうな気がする。ここでは、最新の爽快なラテンロックを紹介しよう。
まずは、ラテンロックの代名詞といってもいい存在のサンタナ。世界のトップギタリストのひとりに数えられるカルロス・サンタナをメーンに結成され、1969年にアルバム「サンタナ」でデビューした大ベテランだ。彼のことをよく知らなくても、「ブラック・マジック・ウーマン」や「哀愁のヨーロッパ」といった曲はどこかで耳にしているはず。低迷していた時期もあったが、99年に発表したアルバム「スーパーナチュラル」がバンド史上最高の売り上げを記録し、シングル「スムース」は日本でも大ヒットした。
そんな重鎮の新作「コラソン」のテーマは、ずばりラテン。スペイン語圏を中心としたシンガーを多数ゲストに迎えた豪華作だ。ピットブルやグロリア・エステファン、フアネスといった日本でもおなじみのメンツから、メキシコのリラ・ダウンズやアルゼンチンのディエゴ・トーレスといった通好みのアーティストまでとにかく多彩。にぎやかな雰囲気のなか、サンタナらしいエモーショナルなギターが鳴り響く傑作だ。
そんなサンタナとの共演歴もあるミクスチャーロックバンド、オゾマトリも必聴。白人やヒスパニック系の他に、日系人もメンバーに加わるという人種構成は、文化が交差するロサンゼルス出身ならでは。95年に結成し、2004年にはグラミー賞も受賞した実力派だ。
彼らのスタイルは、ロックンロール、ジャズ、パンク、ヒップホップなどに、サルサ、レゲエ、スカといったラテン音楽の要素はもちろん、アフリカや中近東のテイストまでもたっぷりミックスしたポジティブでダンサブルなサウンド。最新作「プレイス・イン・ザ・サン」にもメキシコ音楽やクンビアなどを取り込んだユニークな楽曲が詰まっている。そしてアルバム全体に流れる太陽を浴びるような爽快感こそ、彼らの最大の魅力だ。(音楽&旅ライター 栗本斉(ひとし)/SANKEI EXPRESS)