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パリ「ホテル戦争」 アジア系続々参入

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パリ「ホテル戦争」 アジア系続々参入

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オープンしたアジア系高級ホテル「ペニンシュラ・パリ」=2014年8月9日、フランス・首都パリ(共同)  エッフェル塔が一望、1泊350万円-。パリの超高級ホテル市場がアジア系資本の新規参入で活性化している。老舗系の名門ホテルは数カ月から数年をかけた全面改修で対抗。過熱する「ホテル戦争」(フランスメディア)に、景気対策が急務のオランド政権も期待を寄せている。

 老舗は改修で対抗

 8月上旬のある日、香港系「ペニンシュラ・パリ」の開業と、10カ月の全面改修を経た名門「プラザアテネ」のリニューアルオープンが重なった。総額8億ユーロ(約1100億円)をかけたペニンシュラの進出はパリで「ラッフルズ」「シャングリラ」「マンダリン・オリエンタル」と2010年以降進出が相次いだアジア系資本の存在感を見せつけた。

 一方、プラザアテネの総改修費は約2億ユーロとされる。現在「リッツ」「クリヨン」「ルーテシア」といった名門も改修のため長期休業中。ちなみにフランスメディアなどによると、最高級スイートの料金はペニンシュラが1泊2万5000ユーロ(約344万円)、プラザアテネは2万7000ユーロだ。

 パリ市観光局によると、1泊の平均料金が1000ユーロを超え「パラス」と呼ばれる超高級ホテルは00年の8軒1386室から、15年には14軒2147室に増加する見込み。観光局調査担当のデシャン部長(39)は「ホテル業界は不況と無関係。世界の金持ち人口は増えている」と解説する。

 投資・雇用に期待

 実際、過当競争を懸念する声も聞こえてこない。プラザアテネのドラエ支配人は「(ホテル戦争は)新たな客を呼び込み、市場拡大につながる」と自信を示す。ペニンシュラのベリアール支配人も「パリの高級イメージが一層高まる。アジアや北米からの顧客獲得が大切だ」と強気の構えだ。

 不況対策として観光産業を重視するオランド政権はこうした業界の活況ぶりを歓迎。プラザアテネ、ペニンシュラで計約1000人を雇用することから、両ホテルの式典にはローラン・ファビウス外相(68)、フルール・ペルラン観光担当大臣(40)がわざわざ出席、「投資と雇用創出効果」(ペルラン氏)に期待を寄せた。

 立地や設備、伝統や格式…。各ホテルともいずれ劣らぬ長所を誇る。デシャン氏は「結局、良しあしを決めるのは従業員の質。宿泊客のきめ細かいニーズに応えられるかどうかが重要で、各ホテルが最も力を入れるのもその点だ」と話している。(共同/SANKEI EXPRESS

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