【中野友加里のスケーターたちの素顔】「有言実行」が羽生選手の強さ
更新昨季はファイナルに続き、五輪と世界選手権でも金メダルを獲得して「三冠」を達成しました。その彼が(12月)26日からの全日本選手権に登場します。ファイナルのフリーを見ていて、今の羽生選手に勝つのは至難の業だと思いました。完璧に跳んだ4回転サルコウ。出来映え点は最高でも3点しか獲得できませんが、それ以上の5点を付けたくなるくらいの出来映えでした。
全日本は、ファイナルに続いて連覇を狙う世界選手権の代表選考会を兼ねた大会です。進化し続ける「王者・羽生結弦」がどんな演技をしてくれるのか、とても注目しています。
本郷選手の頑張りに拍手
女子では、本郷理華選手がファイナルに日本勢でただ一人出場し奮闘しました。GPシリーズの全6戦が終了した時点で、日本勢の女子は14季ぶりにファイナル出場を逃す事態になっていました。ファイナルには私自身も3位に入った2005~06シーズンをはじめ、計3回出場しました。荒川静香さんや村主章枝(すぐり・ふみえ)さん、鈴木明子さん、安藤美姫(みき)さん、そして浅田真央(まお)選手と日本を代表する女子スケーターたちが表彰台をにぎわしてきた大会です。それだけに、寂しさを感じましたが、補欠から繰り上がり、チャンスを生かした本郷選手の頑張りには、拍手を送りたいです。





