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【プロ野球】ライバル高木勇止めた DeNAルーキー倉本勝ち越し打
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八回、DeNAの倉本寿彦(としひこ)が勝ち越しの適時打を放った。手前は巨人の高木勇人(はやと)投手=2015年5月10日、新潟県新潟市江南区・ハードオフエコスタジアム新潟(大橋純人撮影) プロ野球は10日、セ・リーグ首位攻防戦のDeNA-巨人などデーゲーム6試合が行われ、DeNAは4-2で巨人を下し、首位をキープした。八回1死満塁で倉本寿彦(としひこ、24)の右前打で1点を勝ち越すと、さらに暴投で加点。田中健二朗(25)が今季初勝利を挙げ、山崎康晃(22)が14セーブ目。巨人の高木勇人(はやと、25)はプロ初黒星、開幕からの連勝が5で止まった。
DeNAは巨人との1、2位対決でルーキーが大きな働きを見せた。1日以来の先発出場を果たした倉本が、八回に勝ち越し打を放った。チームの5カード連続での勝ち越しに貢献。初めてのお立ち台に「ちょっと緊張します。素直にうれしい」と初々しく話した。
六回の第3打席で中前に運び9日ぶりに安打を記録すると、2-2の八回に見せ場がやってきた。1死二、三塁で代打の後藤武敏G.(ごとう・たけとしゴメス、34)が敬遠されて満塁となる。ここで開幕5連勝中だった高木勇の2球目をしぶとく右前に運んで貴重な1点を挙げた。
試合前の時点で打率は2割を切っていたが相性の良さを買われての起用だった。高木勇からは前回対戦した3月29日に2安打をマーク。社会人の日本新薬時代にも対戦したことがあるといい「同じルーキーなんで負けたくなかった。苦手意識はなかった」とライバルにプロ初黒星を付けた。
チームは再び巨人とのゲーム差を2.5に広げた。中畑清監督(61)は「ナイスバッティング。打撃の調子を整えられたら遊撃の1番手になれる」と喜んだ。首位を走るチームにまた一人頼もしい力が加わった。(SANKEI EXPRESS)