すべて極秘扱いの米無人宇宙船 「敵国を監視」「宇宙爆撃機」との見方も
更新このため、米欧メディアではX-37Bの目的について、さまざまな見方を伝えている。
米軍事防衛専門のニュースサイト、ディフェンス・ワンは、多くの専門家による話として、宇宙を舞台にした米政府のスパイ活動に加え、中国の人工衛星や宇宙ステーションの監視、宇宙空間で太陽光などに長期間さらされた際の宇宙船への影響の調査をあげた。米CBSは長期間の宇宙飛行を可能にする太陽電池技術の軍事転用を指摘している。
また、米科学者連盟(FAS)のメンバーで機密情報研究の専門家、スティーブン・アフターグッド氏は英大衆紙デーリー・メールに「機密情報を得ようとする米国の欲求は底なしだ。人工衛星の能力には限界があり、無人偵察機として使う可能性が非常に高い」と説明。宇宙爆撃機になり得る可能性や、敵国の人工衛星を破壊して代わりに積み込んだ自国のスパイ衛星を宇宙空間に配備するといった使い方もあると説明した。(SANKEI EXPRESS)

