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美濃和紙(下) 手作り感と大量生産 可能性を追求

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美濃和紙(下) 手作り感と大量生産 可能性を追求

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 商品に化学物質は一切使わない。抗菌や消臭、有害物質を無害化するなどの効能があるといわれる柿渋を、美濃和紙に何度も塗り重ね、手作りで裁断と縫製をする。今ではインテリアからファッションまで幅広く扱い東京・丸の内のKITTEや大阪・あべのハルカスなど取扱店舗も増えた。

 柿渋の色味は季節や天候によりまちまち。美濃和紙が醸し出す個性的なシワは、すべて違った表情を見せる。特に人気が高いバッグは、年を重ねるごとに色合いが変わっていく。篠原さん自身が5年間使ったというトートバッグの汚れや日焼けの跡などの味わいは、持ち主と一緒に暮らしてきたことを物語る。「自分で使いたいものを作っていきたい」と篠原さん。

 一方、機械化をベースに大量生産に乗り出しているのが1934年創業の美濃市の大福製紙だ。母体は1876年に創業した和紙の卸問屋、松久永助紙店で、ともに美濃市に拠点を持つ。時代の流れに対応し、いち早く機械化に乗り出した。

このニュースのフォト

  • 大福製紙ではさまざまな太さの和紙糸を作っている=2015年8月11日、岐阜県美濃市(藤沢志穂子撮影)
  • 岐阜県内を流れる長良川は、美濃和紙を作る源でもある=2015年8月11日、岐阜県美濃市(藤沢志穂子撮影)
  • 松久永助紙店では、美濃和紙で作られたさまざまな商品が並び、お土産物としても大人気=2015年8月11日、岐阜県美濃市(藤沢志穂子撮影)
  • 柿渋染のトートバッグには使い込むほどに味わいが出る=2015年9月7日、岐阜県岐阜市のセントラル・トレイディング(藤沢志穂子撮影)
  • 大福製紙では和紙を原料とするさまざまな衣類を企画した。奥が原料となるマニラ麻=2015年8月11日、岐阜県美濃市(藤沢志穂子撮影)
  • 柿渋染めのバッグや衣類は温かみのある味わいがある=2015年9月7日、岐阜県岐阜市のセントラル・トレイディング(藤沢志穂子撮影)
  • 柿渋和紙のスリッパはとても温かそう=2015年9月7日、岐阜県岐阜市のセントラル・トレイディング(藤沢志穂子撮影)
  • 岐阜県の古田肇知事=2015年1月16日、岐阜県(藤沢志穂子撮影)
  • 岐阜県岐阜市、美濃市、関市

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