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【横浜マンション傾斜】データ転用・加筆 ミス隠蔽目的か 現場管理者が改竄

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【横浜マンション傾斜】データ転用・加筆 ミス隠蔽目的か 現場管理者が改竄

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 横浜市都筑(つづき)区のマンション傾斜問題で、旭化成の子会社「旭化成建材」(東京)が行った基礎工事のくい打ちの際、地盤の強度データの波形が大きくなるよう修正されるなど悪質な改竄(かいざん)が行われていたことが17日、関係者の話で分かった。旭化成建材は、現場に配置した自社の男性管理者が改竄したとみている。キャリア約15年のこの管理者が関わった建築物は全国にほかにもあり、問題が波及する可能性が出てきた。

 くいの先端を固めるためのセメント量のデータについても、同じ管理者が改竄していたとみられることが判明。データ改竄が確認されたくいは計70本になった。

 関係者によると、この管理者と協力会社の作業員計5、6人のチームで作業を実施。現場では作業員が重機を操縦し、管理者が電流計のデータの記録を確認・保管し、くいごとに施工主の三井住友建設に渡していた。

 データの改竄が発覚したくいは、いずれもこの管理者が担当。データを施工主に提出する際、別の日のデータを転用したり、ドリルが支持層に到達したとみせるために波形が大きくなるよう加筆したという。

 旭化成建材の前田富弘社長の説明によると、管理者はスイッチの入れ忘れやデータの取り忘れがあったと説明。インフルエンザで休み、2日間データを取らなかったこともあった。旭化成側は、管理者がデータの記録や保管のミスを隠そうとしたとみている。

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