【横浜マンション傾斜】セメント量・地盤の改竄も報告要求 「建て替えに3年半」
更新三井住友建設などが19日から行う傾いた棟のくいの調査は、全体の52本のうち未調査の24本について行われる。傾いた棟ではこれまで28本の調査が行われ10本でデータ改竄があった。このうち6本が強固な「支持層」に届いておらず、2本で打ち込みの深さが不十分だった。調査は8月に実施した2度目の調査以来、約2カ月ぶりで、今月末まで行われる。
三井不動産レジデンシャルが9~16日に開催した住民向け説明会で「建て替えには少なくとも3年半はかかる」などと説明していたことも、住民の話で判明した。取り壊し開始まで、地質調査や住民の意向確認などに時間がかかることが見込まれるという。
≪割れる住民の意見 同意難しく≫
施工不良が発覚した横浜市都筑(つづき)区のマンションは、大型商業施設に隣接していることや、三井不動産グループという「ブランド」が売りの人気物件だった。会社側は、傾斜した西棟を含む全4棟を建て替える方針を示したが、そのためには住民の大多数の同意による決議が必要になる。会社側は住民説明会で、建て替えには「少なくとも3年半かかる」と問題の長期化を示唆。実態が明らかになるにつれ、住民が会社側に求める補償にも違いが目立ち始めている。

