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【プロ野球】4番李大浩 存在感示す走者一掃打

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【プロ野球】4番李大浩 存在感示す走者一掃打

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 期する思いがあった。第3戦は試合前に首を痛めた影響で、五回の打席で死球を受けると代走を送られて交代。4番を試合途中で欠いたチームは投手陣が踏ん張れず、痛い敗戦を喫した。この日は球場入りすると、大勢の報道陣を前に「大丈夫」と第一声。第4戦も4番で先発オーダーに名を連ねた。

 勝負強い打撃は、無死満塁で迎えた三回の第2打席でも健在だった。甘く入った直球をとらえた打球は、左中間を破る走者一掃の適時二塁打。巨体を揺らしながら二塁ベースにたどりつくと、三塁ベンチに向けガッツポーズを繰り出した。

 「シーズンで普通にできていたことが、できなくなる。それが日本シリーズ」。前日の敗戦で、改めて短期決戦の難しさを痛感したという工藤監督。4番が示す責任感と安定感が、短期決戦を戦うチームには何よりも頼りになる。(浅野英介/SANKEI EXPRESS

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