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【クレモンティーヌのパリ便り】痩せ過ぎの若い女性たち

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【クレモンティーヌのパリ便り】痩せ過ぎの若い女性たち

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 ファッションジャーナリストを目指して経済学部で勉強中の友人の娘、マルゴーは「飛び級」するほど優秀な学生です。しかし、ファッション業界で働くためには“痩せていることが絶対条件”だと思い込み、ドレッシングもかけずサラダだけを食べ続け、体重が30キロ台まで落ちてしまいました。友人が何度話しても「太っている人は自分にだらしない人。私は自分をコントロールできることを証明するためにも食べない」と言い続けました。ところが、通学できないほど体力が落ち、休学して通院治療を受けています。

 自分を傷つけないで!

 最も深刻なのは、私の幼なじみのサビーヌです。思春期から今までずっと摂食障害と戦っているのです。彼女の場合は、拒食症から過食症になり、3人分くらいの食事をとり、30分後にトイレで全て吐いてしまいます。この繰り返しです。さらに困ったことは、彼女は今でも自分が病気だと認めようとしないことです。内臓も歯もぼろぼろになった彼女は先日、パリからモロッコに移住することを決めました。環境が変わることで、状況が改善されることを祈るばかりです。

 完璧主義で、自分に厳しい人ほど摂食障害になりやすいといわれていますが、「自分を傷つけないで!」。世の中に完璧なことなど存在しないのだから。

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