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「結」の心 日本語の歌で表現 ロシア・モスクワ

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「結」の心 日本語の歌で表現 ロシア・モスクワ

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 学校創設(2007年)当時の市長が2030番学校について「ソ連と、欧米の良いところを合わせた学校にしたい」と提唱。外国語教育に力を入れる方針が示され、第2外国語の一つとして日本語が取り入れられた。

 当時から2030番学校の講師を務め、現在「結」コンサートを監督するオレグ・ミトロファノフ氏(52)は、ロシアのアマデウス音楽劇場の総監督でもあった。学校が日本語講師を探していたため、ミトロファノフ氏は劇場の日本人歌手、平岡貴子さんに協力を呼びかけた。平岡さんは、日本語を教える代わりに「歌を通して文化や言葉を学ぶこと」を提案。その結果生まれたのが、日本語での音楽の授業と、コンサートの開催だった。

 大震災でテーマ変化

 2011年3月に発生した東日本大震災は、コンサートに変化をもたらした。

 「結」がテーマとなったのは11年秋のコンサートからだ。“結”とは、福島県の会津地方に伝わる緩やかな支え合いを表現する言葉で、コンサートには日本へのメッセージを込めた演目が組まれた。そこからさらに「復興だけでなく、未来を担う子供たちがお互いを知り、人が近づき、新たに未来を作っていこうというコンセプトになっていった」(平岡さん)という。

このニュースのフォト

  • コンサート開演前、水墨画を手にした子供たちが観客を出迎えてくれた=2015年10月31日、ロシア・首都モスクワ(黒川信雄撮影)
  • 「動物の謝肉祭」でコミカルな演技を見せる子供たち。指揮をしているのがオレグ・ミトロファノフ氏=2015年11月1日、ロシア・首都モスクワ(黒川信雄撮影)
  • 芸術図書館のホールには多くの観客が集まった=2015年10月31日、ロシア・首都モスクワ(黒川信雄撮影)
  • ロシア・首都モスクワ

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