楽しみながら、人生の最期を考えて 映画「ハッピーエンドの選び方」 シャロン・マイモン&タル・グラニット両監督インタビュー
更新シリアスとコミカルのバランス
シリアスなテーマとコミカルな描写が絶妙なバランスでブレンドされている。マイモン監督は「もっとも気を配ったのが両者のバランスです」と説明すると、グラニット監督は「だからキャスティングにも神経をつかいました。よく見ると、コメディーで知られるイスラエルの役者陣がそろっていることに気づくはずです。彼らにまじめなドラマを演じてもらうことによって、彼らのDNAの中に備わっているユーモラスな部分が自然にわき出てくるよう仕向けたのです」と言葉を継いだ。
もし家族が余命を宣告されたら2人はどうする? 「一番難しい質問ですね」とグラニット監督。しばらく考え込んだ後、「私も子供がいますが、やはり一緒に過ごす時間を意識的に増やすことが重要ではないでしょうか」と、慎重に言葉を選びながら絞り出すように答えると、マイモン監督も即座に「そうだね」と同調した。本作は第71回ベネチア国際映画祭で観客賞に輝いた。11月28日から東京・シネスイッチ銀座ほかで全国順次公開。(高橋天地(たかくに)、写真も/SANKEI EXPRESS)

