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困っている人助ける二つの国の絆 映画「海難1890」 田中光敏監督インタビュー

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困っている人助ける二つの国の絆 映画「海難1890」 田中光敏監督インタビュー

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 トルコの軍艦「エルトゥールル号」遭難を契機とした日本・トルコの友情を描く「海難1890」。かつて、乗組員を日本によって救助されたトルコが95年後、窮地に陥った日本人を救う。10年を費やして映画化を実現した田中光敏(みつとし)監督(57)は「助けを求める者がいれば、手をさしのべる。共通の思いを持った両国の絆の物語だ」と語る。

 95年隔てた出来事

 明治23(1890)年、エルトゥールル号は現在の和歌山県串本町沖で台風のため、遭難。500人以上が犠牲となったが、村人たちは荒れ狂う海から69人の乗組員を救い、乏しい食料などを提供して手厚い看病を行った。

 2005年にこの事実を知った田中監督は映画化を模索。10年に串本町で開かれた120周年追悼式典に参加した際、イラン・イラク戦争でテヘランに取り残され、トルコに救出された日本人男性2人が「みなさんのおかげです」と、泣きながら町民に感謝するのを見て、衝撃を受ける。

 「彼らは町民の先祖に感謝していた。95年を隔てた二つの出来事が一つにつながった」

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  • 映画「海難1890」(田中光敏監督)。公開中(東映提供)。(C)2015_Ertugrul_Film_Partners

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