すべて現実を基に描いている 映画「禁じられた歌声」 アブデラマン・シサコ監督インタビュー
更新過激派組織が破壊したもの
マリはシサコ監督にとって少年時代を過ごした国だが、近年、イスラム武装勢力が台頭。現在は撤退したというものの、危険であることには変わりなく、撮影はモーリタニアで行った。「トンブクトゥという街は昔から多様性があって、いろんな言語を持ついろんな部族が共存していたのに、よそから来た人たちが一方的な考えを押しつけた。世界中のどの宗教も愛と許しを備えているが、過激派組織にはそれがない。彼らの行動はイスラムにのっとった行動ではないのです」と、敬虔(けいけん)なイスラム教徒というシサコ監督は主張する。
現在はフランスに住むシサコ監督だが、今後も「アフリカについて語らなくてはいけない、という使命感があります」と断言した。12月26日、東京・渋谷のユーロスペースで公開。(藤井克郎/SANKEI EXPRESS)

