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映画「消えた声が、その名を呼ぶ」

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映画「消えた声が、その名を呼ぶ」

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 1915年にオスマン・トルコで起きたアルメニア人虐殺を背景に、ドイツ生まれトルコ系のファティ・アキン監督(42)が力強い人間ドラマを織り上げた。強制連行されたアルメニア人鍛冶職人のナザレットは喉を切られて声を失うものの、何とか一命を取り留める。家族に会うまでは死ねない、という執念で逃避行を続けるが…。

 歴史に材を取ってはいるが、根底に流れているのは普遍的な家族愛で、ナザレットの不屈の精神には圧倒させられる。人間を信じたいという監督の強い思いが、厳しい風景の中でほとばしる。12月26日、東京・角川シネマ有楽町ほかで公開。(藤井克郎/SANKEI EXPRESS

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