東日本大震災5年 「あの日」そして「いま」(1) それぞれの未来へ、歩み続ける
更新2011年3月11日の東日本大震災発生から約1カ月後のある日、記者は道端に積まれたがれきの中をランニングする一団に出会った。仙台市立六郷中学校の女子バスケット部の選手たちだ。学校のある若林区が津波で大きな被害を受けたため、体育館が避難所となって使用できなくなり、できる練習をしようとがれきの中に飛び出したのだ。
あのときのメンバーのうち3人が集まってくれた。3人は、別々の高校に進んだが、自宅は近所同士。昨春就職し、仙台市内の作業服などを売る店舗で働くのは坂本美咲さん(19)。3人の中で一番のお姉さんだ。学生から責任の伴う社会人となった今、「自分は何をすべきか模索中」と話す。給料で購入したお気に入りの軽自動車が通勤の大事な足となっている。
三條幸恵(ゆきえ)さん(18)は、今春高校を卒業、4月からは仙台市内にあるスポーツ関係の専門学校へ進む。中学時代のバスケットから一転、高校は全国大会に出場するほどの強豪校で3年間、新体操に没頭した。夢はスポーツジムのインストラクター。競技エアロビクスにも挑戦し、卒業後は東京で修行したいという。












