「ありがとう」カシオペア、札幌へ最後の旅路
更新今後は豪華寝台が主流に
初めて座席車なしで編成されたのは、65年の「富士」(東京-大分)。寝台車以外は、食堂車しか連結していなかった。
寝台特急は75年3月、定期列車だけで38往復運行され、全盛期を迎える。「飛行機がまだ特別な存在で、寝ている間に長距離移動ができてビジネスに有効だった」と鉄道博物館の宮田健・営業部担当部長は話す。
ただ、国鉄(当時)による値上げで航空運賃との差が小さくなったうえ、新幹線網が拡大。さらに割安な夜行高速バスの普及もあり、寝台特急の利用者が減少し、廃止が続いた。観光での利用者が多い北斗星やトワイライトエクスプレスも、2015年に廃止された。
一方で、豪華寝台列車が今後の主流となりそうだ。JR九州は13年、「ななつ星 in 九州」を投入、高い人気を維持している。17年春には、JR東日本の「トランスイート四季島(しきしま)」、JR西日本の「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」がデビューする予定だ。(SANKEI EXPRESS)
