【試乗インプレ】「昔の名前」で復活!スズキ・アルト ワークスは世界一“使える”スポーツカー
更新荷室は後席を起こした状態では広くはないものの、ドアの開口面積が広く、荷室下端も敷居も低いので、重い荷物の積み下ろしはしやすい。もちろん、後席を倒せば普通乗用車並みの広い荷室が現れる。
前席はスポーツ走行を最優先した「ワークス」、後席は生活の足「アルト」という2つの顔を持つクルマと言える。
異次元の軽さ、ドライバーを挑発するエンジン
「試乗インプレ」で私が担当してきた何台かの中でも、これは一番尖がったクルマだと思う。見た目が普通のアルトとほぼ同じだけに、外観と中身のギャップでそう感じる部分もあるのかと思ったが、多分そうではない。絶対値がすでに激辛なのだ。
まず、異常に軽い。これは走り出してすぐわかる。軽いというより、重さを持たないものを走らせている、というほうが実感に近い。サスペンションの設定が硬く、路面の感触が強く伝わってくるから接地感はしっかりあるのだが、仮にサスが柔らかめの設定だったら、浮いて走っているように感じたかもしれない。そのくらいに軽かった。
加えて、アクセルに対する反応が恐ろしく鋭い。ちょっと踏んだだけで、瞬間的に5000回転くらいまで跳ね上がってしまう。慣れるまでは発進で回転を合わせるのが少し難しかった。シフトチェンジでも、不用意に「フワァーン!!!」と吹け上がってしまってギクシャクする場面もしばしば。わー恥ずかし(汗)。ところが、これが小一時間乗って感じがつかめてくると、だんだん楽しくなってくる。とにかく、加速感が並ではない。2台並べて走らせ比べたわけではないので、あくまで記憶での比較になるが、S660よりも加速感は上回っている。車高も着座位置も低いS660のほうが本当は速く感じるはずだが、この標準グレードよりも着座位置の上がってしまっているアルト ワークスのほうが不思議と「速い」と感じた。






























