試乗インプレ

ルックスと空力性能に磨き、贅沢な室内空間 日産の新型「GT-R」(後編)

 最後に総評になるが、GT-Rを2日間にわたって試乗した感想は、「グランツーリスモ(GT)とレーシング(R)をバランスよく融合させている」ということ。スーパースポーツとしての驚異的な走行性能はもちろん、安心して長距離走行を楽しめる余裕も感じた。そして、「GT-Rは走っていても止まっていても、人々の視線を惹きつけるオーラがある」ということ。「GT-R」のエンブレムには、スカイライン時代から歴代のGT-Rが背負ってきた伝統と重みを感じた。ブランド力は一日で築くことはできない。GT-Rはサーキットでたくさん勝利し、数々の記録を残してきた。筆者は10年以上にわたる海外生活で、「GT-Rが大好きだ」「日本に行って買って帰りたいくらい」と話すスペイン人やイギリス人、中国人や韓国人をたくさん見てきた。こうした歴史の積み重ねや海を越えて獲得してきた名声があるからこそ、新型GT-Rからオーラを感じることができるのだろう。

 こうなると、東京モーターショー2015で展示された「ニッサン コンセプト 2020 ビジョン グランツーリスモ」の今後がどうしても気になってしまう。次期型GT-Rはこんな感じに仕上がるのだろうか。(写真参照)

 ちなみに20代の女性社員に「GT-R」と小型車「ノート」の写真を見せながら「ドライブに行くならどっち?」と尋ねたら、「安心して乗れそうなノートです」と即答されてしまった…。さすがの “絶対王者”も連戦連勝とはいかないようだ。(産経ニュース/SankeiBiz共同取材)

主なスペック 日産GT-R プレミアム・エディション(試乗車)

全長×全幅×全高:4710×1895×1370ミリ

ホイールベース:2780ミリ

最低地上高:110ミリ

車両重量:1770キロ

エンジン:V型6気筒DOHCツインターボ

総排気量:3.8リットル

最高出力:419kW(570ps)/6800rpm

最大トルク:637Nm(65.0kgm)/3300~5800rpm

トランスミッション:6速DCT

駆動方式:4輪駆動

タイヤサイズ:(前)255/40ZRF20 (後)285/35ZRF20

定員:4(2+2)名

燃料タンク容量:74リットル

燃料消費率(JC08モード):8.6キロ/リットル

ステアリング:右

車両本体価格:1170万5040円

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