【試乗インプレ】余裕の走りは軽からのステップアップに最適 ダイハツ・トール(前編)
更新軽自動車の延長線上にある乗り味
Aセグメントの車格ということで、ルノー・トゥインゴの乗り味を思い出しながら今回の試乗に臨んだのだが、実際のトールの総合的な乗り味は日本の軽自動車の延長線上にあった。背の高いコンパクトカーだと思うと若干の物足りなさも感じるが、軽自動車にパワーとキャパシティの余裕を持たせた上位車種だと捉えると納得がいく。つまり軽自動車からステップアップするユーザーにとっては、かなり満足度が高いはずだ。
昔、私が軽の初代スズキ・ワゴンRのオーナーだった頃、車検の代車でワゴンRソリオ(ワゴンRのボディーを拡大して1リッターエンジンを搭載した小型車)に数日乗ったことがあるのだが、率直に「自分のクルマ、この代車ととっかえたい」と思った。同様の使い勝手で、少しの余裕がプラスされることがそれほど快適だったのだ。トールに乗っていてあの時の感覚を思い出した。
運転の楽しさよりも、取り回しのしやすさ、充実した運転支援機能など、クルマを日常の道具として使う人の生活目線に寄り添った作り込みが強く印象に残る。こういった美点が短時間短距離の試乗でも存分に伝わることもトールの強みだろう。
さて次回後編では、外観・内装のインプレッション、そして最大の魅力である柔軟な使い勝手を、例によって写真満載で掘り下げていく。乞うご期待。
(産経ニュース/SankeiBiz共同取材)
■基本スペック
ダイハツ・トール カスタムGターボ“SA Ⅱ” CVT
※〔 〕内は4WD仕様車
全長/全幅/全高(m) 3725/1.67/1.735
ホイールベース 2.49m
車両重量 1,100〔1,130〕kg
乗車定員 5名
エンジン 水冷直列3気筒 インタークーラーターボ付
総排気量 0.996L
駆動方式 前輪(全輪)駆動
燃料タンク容量 36L
最高出力 72kW(98馬力)/6,000rpm
最大トルク 140N・m(14.3kgf・m)/2,400~4,000rpm
JC08モード燃費 21.8〔22.0〕km/L
車両本体価格 196.56万円





















