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【木下隆之の試乗スケッチ】BMW X2 スポーティな「末弟」は都会が似合うSUV

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 X1やX3と比較すれば、オシャレ感は強いのだが、クーペと呼ばれるとちょっと首を傾げたくなる。

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 さすがにコンパクトなX2となるとX4やX6のようにルーフを下げると居住性を確保できなくなるという事情もあったのだろう。それでもオシャレ度を得ようと、Cピラーをホフマイスター・キンク(Cピラーの蹴り上げたライン)風にしており、そこにはBMWエンブレムを組み込んでいる。

◆ターボチャージャーで力強い走り味

 ともあれ、走り味はXの名に恥じない。クーペらしく、スポーティフィールにあふれている。

 試乗したのは「Xドライブ20i」つまり、直列4気筒2リッターターボエンジンを搭載する4WDである。エンジンは最高出力192psを発揮。低回転域からあからさまにターボチャージャーの過給が加わるから、排気量から想像するよりも大幅に力強い。

 車高が低いことは重心が低いことを意味しているようで、フットワークも洗練されている。クロスカントリー風の無骨な走り味はまったくなく、都会を闊歩するのが相応しい乗り味だと思えた。

 BMW家に新しく加わったX2は、いわば偶数系Xにもっとも遅れて生まれてきた三男である。でもやっぱり、ボディはコンパクトであってもBMW流SACの思想は色濃く残されていると思えた。

 「木下隆之の試乗スケッチ」は、レーシングドライバーで自動車評論家の木下隆之さんが、今話題の興味深いクルマを紹介する試乗コラムです。更新は原則隔週火曜日。アーカイブはこちらから。

 木下さんがSankeiBizで好評連載中のコラム「木下隆之のクルマ三昧」はこちらから。

【プロフィル】木下隆之(きのした・たかゆき)

木下隆之(きのした・たかゆき)レーシングドライバー 自動車評論家

ブランドアドバイザー ドライビングディレクター

東京都出身。明治学院大学卒業。出版社編集部勤務を経て独立。国内外のトップカテゴリーで優勝多数。スーパー耐久最多勝記録保持。ニュルブルクリンク24時間(ドイツ)日本人最高位、最多出場記録更新中。雑誌/Webで連載コラム多数。CM等のドライビングディレクター、イベントを企画するなどクリエイティブ業務多数。クルマ好きの青春を綴った「ジェイズな奴ら」(ネコ・バプリッシング)、経済書「豊田章男の人間力」(学研パブリッシング)等を上梓。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。

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  • BMW X2の車内
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