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中国成長率が7・4%に減速 7-9月期、日中関係悪化も要因 3年ぶり低水準

ニュースカテゴリ:政策・市況の海外情勢

中国成長率が7・4%に減速 7-9月期、日中関係悪化も要因 3年ぶり低水準

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世界最大の自動車市場となった中国。日本製品の不買運動が広がった9月以降、日本車の販売が落ち込んでいる  【上海=河崎真澄】中国国家統計局が18日発表した2012年第3四半期(7~9月)の国内総生産(GDP)成長率(速報値)は物価変動の影響を除いた実質で前年同期比7・4%増と、3年ぶりの低水準になった。

 2期連続で8%を割り込んだ。成長減速は1年9カ月連続。リーマン・ショックの影響を受けた09年以来、高度成長で世界経済回復を牽引してきた第2の経済大国の成長低迷を懸念する声も広がりそうだ。

 債務危機が続く欧州向けの輸出低迷に加え、9月まで4カ月連続で日中貿易がマイナスとなるなど、対日関係の悪化も経済成長に影を落とす要因となった。政府の住宅市場引き締め策や新車販売台数の伸び悩みなど内需の低迷も響いた。

 1~9月までの成長率で前年同期比7・7%と、政府の年間目標の7・5%は上回ったが、通年でも13年ぶりに8%を割り込む可能性が高い。高度経済成長時代の終焉も見えてきた。

 一方、昨年までマクロ経済政策の懸念材料だった消費者物価指数(CPI)上昇率が、9月に前年同月比1・9%と8月の2・0%を下回るなどインフレ懸念が遠のいている。

 中国当局が追加金融緩和や財政出動で景気テコ入れに乗り出す余地も広がった。成長減速は雇用問題など中国国内の社会不安に結びつく恐れもあり、最高指導部の交代人事を決める来月8日からの共産党大会を控え、中国当局がどう景気対策に乗り出すか注目を集めている。

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