ニュースカテゴリ:政策・市況
国内
経済再生へ企業減税拡充 13年度の与党税制改正大綱決定
更新
自民、公明両党は24日、2013年度の与党税制改正大綱を決定した。景気の底割れを回避して日本経済の再生に結びつけるため、雇用や設備投資などに前向きな企業への減税措置を並べたのが特徴だ。暮らしの面でも、14年4月の消費税増税を控え、住宅ローン減税やエコカー減税の拡充などの減税メニューを盛り込む一方、富裕層に対しては所得税や相続税を増税する。
13年度改正の国と地方を合わせた減税額は、2500億円規模に上る見込み。
13年度改正では、安倍晋三政権が策定した緊急経済対策の税制措置をどう具体化するかが重要課題だった。従業員の給与を増やした企業を対象に、支払った給与の増加分の10%を法人税から差し引く制度を創設。雇用を増やした企業の法人税減税は雇用増1人当たりの減税額を20万円から40万円に拡大する。設備投資や研究開発費を増やした企業の法人税減税も拡充する。
ローン残高の1%を所得税と住民税から差し引いて減額できる住宅ローン減税は、現行制度の期限が切れる13年末から4年間延長。減税額を一般住宅で最大年40万円に倍増する。耐久性や耐震性に優れた長期優良住宅は最大年50万円になる。
自動車取得税と自動車重量税の見直しでは、消費税率を8%に引き上げる14年4月に取得税と重量税のエコカー減税を拡充し、15年10月には取得税を廃止する方針を盛り込んだ。重量税は、トンネルや橋の補修などに使う特定財源化も検討する。
消費税増税の負担感が重い低所得者との格差是正を図るため、富裕層増税も実施する。所得税の最高税率を現行の40%から45%に引き上げ、課税所得4000万円超の部分に適用。相続税は非課税枠に当たる基礎控除を4割縮小した上で、最高税率を50%から55%に上げ、相続財産6億円超に適用する。