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プルタミナ、PTTと提携 インドネシア国内に石化プラント
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インドネシア国営石油会社のプルタミナは、50億ドル(約4680億円)を投じて国内に石油化学プラントを建設するプロジェクトを、タイのPTTグローバル・ケミカルと提携して進めることを発表した。現地紙ジャカルタ・グローブが伝えた。
プルタミナは韓国のSKグローバル・ケミカル、日本の三菱商事など11社を候補として、数カ月間にわたり検討を続けていた。プルタミナのカレン・アグスティアワン社長は「PTTグローバル・ケミカルは石油化学分野で世界的に評価が高い企業だ」と説明した。
また、両社の提携は「石油化学プラントの建設だけでない」とし、アジア地域全体で石油化学分野のシェアを獲得するためのマーケティングや研究開発にも及ぶと述べた。
同社長は、石油化学をプルタミナの中心的事業と位置づけ、2025年までにアジア地域でトップを目指す方針も示した。
PTTとの提携により、年間に25万トンのエチレンと35万トンのポリプロピレンの生産能力を持つ石油化学プラントの建設プロジェクトが本格的に動き出す。
両社は4月初めに合意文書に署名し、すぐに同プラント建設の事業可能性調査に着手する見通し。また、来年のプラント建設開始に先立ち、12月にプルタミナが51%以上を出資して合弁企業を設立する。
プラントの建設地は未定だが、ジャワ島西部のバロンガン、スマトラ島南部のプラージュ、ジャワ島東部のトゥバンにある既存製油所の周辺が候補に挙がっている。操業開始は17年の予定で、稼働時には国内シェア30%の獲得を目指す。
プルタミナの幹部によれば、インドネシアの石油化学市場における同社の現在のシェアは10%。同国は、国内の製油能力が低いため、年間50億ドル相当の石油化学製品を輸入している。(シンガポール支局)