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円安で海外企業の買収手控え 1~6月のM&A総額半減

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円安で海外企業の買収手控え 1~6月のM&A総額半減

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 今年1~6月に公表された日本企業関連のM&A(企業の合併・買収)の総額が前年同期に比べほぼ半減したことが、M&A助言会社、レコフの2日の集計でわかった。昨年は円高を背景に高水準で推移した日本企業による海外企業への大型M&Aが、今年前半の急激な円安を受け手控えられたことが主因だ。また、国内外の株式市場や為替相場の変動が大きく、様子見の姿勢を取った企業が多かったことも影響したとみられる。

 事業譲渡や資本参加を含む1~6月の日本企業関連M&Aは、件数こそ951件と前年同期を3.0%上回ったが、総額は47.7%減の2兆9042億円にとどまった。前年同期は、日本企業による海外M&Aが活発で、総額は過去2番目の高水準だった。当時の為替レート換算で、1000億円超の大型案件は7件。1ドル=80円台の超円高を背景に、丸紅による米穀物大手ガビロン買収や旭化成による米医療機器大手買収が公表された。

 今年は、オリックスが蘭大手銀傘下の資産運用会社を約2400億円で買収した案件など、1000億円超の海外M&Aは3件で、この差が総額に反映された。背景の一つには、今年5月中旬には1ドル=102円台をつけた、昨秋からの円安の進行があるようだ。

 野村証券の西山賢吾シニアストラテジストは「当初の計画から円ベースでみたコストが膨らんだことで、M&Aを見送った企業もあると考えられる」と指摘する。5月下旬からは米量的緩和策の縮小観測を契機に為替や長期金利、株価などの変動が大きくなり、企業の様子見姿勢を強めたとみられる。

 今年後半の見通しについてレコフは「外部環境が落ち着き、海外M&Aを決断しやすい状況になれば大型案件が増える可能性は高い」としている。

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