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インドネシアで「低価格環境対応車」が好調 税制優遇で一般車に脅威

ニュースカテゴリ:政策・市況の海外情勢

インドネシアで「低価格環境対応車」が好調 税制優遇で一般車に脅威

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 インドネシアで、政府がメーカーに税制優遇措置を適用する「低価格環境対応車」の販売が8月から始まった。低燃費に加えて一般車には10~75%が課されるぜいたく税が減免されるとあって受注は好調だ。専門家は一般車にとって脅威だと分析する。現地紙ジャカルタ・ポストが報じた。

 低価格環境対応車の条件は、エンジン排気量が980~1200cc(ガソリン車の場合。ディーゼル車は最大1500cc)で、燃料1リットル当たりの走行距離が20キロ以上など。価格は9000万ルピア(約76万5000円)以下としているが、安全装置やオートマチックギアの採用で段階的に上乗せできる。

 日系ではこれまでに、トヨタ「アギア」、ダイハツ「アイラ」、ホンダ「ブリオ・サティヤ」などが発表された。

 価格は7650万~1億2000万ルピアとなっており、同クラスの一般車の1億4000万~2億ルピアよりも大幅に安い。

 販売開始から2週間ほどでトヨタが1万台、ダイハツが8000台を受注するなど、滑り出しは上々だ。

 政府研究機関インドネシア科学院の研究者は「燃料費が抑えられることに加えて優遇措置の適用で、さらに競争力が高まる」と述べ、低価格環境対応車が一般車にとっては脅威になるとの認識を示した。

 また、9月に低価格環境対応車「ワゴンR」を発表したスズキの現地販売担当者は「同クラスの一般車は淘汰(とうた)される可能性がある」と述べた。(シンガポール支局)

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