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海外情勢
石炭ボイラー、使用停止を 大気汚染対策 天然ガスへ切り替え加速
配信元:中国新聞
更新中国中央人民ラジオ局第1放送「中国の声」の報道番組「全国新聞聯播」によると、中国環境保護省、国家発展改革委員会などは「北京、天津、河北省および周辺地域の大気汚染防止行動計画実施細則」を共同発表、対象地域での石炭ボイラーの使用を完全に停止するよう強く求めた。
中国では、多くの地域で石炭火力発電から天然ガス火力への切り替えが加速している。
石炭消費を8000万トン削減するという目標の達成に向けて、北京、天津、河北省に続いて上海や江蘇省などでも、相次いで天然ガス火力に切り替えていく方針を発表している。
だが、需要が拡大する一方の天然ガスの供給量には限りがあり、各省・市の間では天然ガスの争奪戦が繰り広げられているという。
今夏、一時的に天然ガス不足に陥った江蘇華電戚墅堰発電の陸志清総経理は、同番組の中で「今年の冬は天然ガスの供給不足に加えて、価格上昇による経営圧迫も懸念される」と訴えている。
季節によって需要が変動する天然ガスを備蓄することで、ピーク時の危機を乗り越えようとする動きもある。
江蘇港華ガスの徐林董事長は「中国石油天然ガス(ペトロチャイナ)に依存する一方で自助努力も必要だ」として、同社では全国に液化天然ガス(LNG)の貯蔵タンクを建設したという。
こうした企業の取り組みに対し、国内の専門家は「季節ごとに価格を変動させることで、貯蔵タンクの建設コストを賄うようにすればいい」と提案している。(中国広播網=中国新聞社)