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TPP調整加速 安倍首相が指示
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安倍晋三首相は11日、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の関係閣僚会議で「日本が(交渉の)年内妥結へ向け主導的役割を果たしていくべきだと考えている」と述べ、閣僚に調整を加速するよう指示した。
会議では甘利明TPP担当相が、8日までインドネシア・バリ島で開かれた閣僚・首脳会合について報告した。
8日の首脳会合で採択された声明は「年内妥結に向け、困難な課題の解決に取り組む」と明記。米国と新興国の対立で協議が難航する知的財産などの分野の事態打開に向けた決意を強調しており、日本は「橋渡し役」(甘利氏)として後押しする方針だ。
一方、自民党はTPP交渉の焦点である関税撤廃の協議を巡り、関税死守を掲げてきた農産品の重要5分野について、計586の品目ごとに関税撤廃の可否の検討に入る。これに対し、農業団体が「1品目でも譲るならば交渉から撤退すべきだ」などと反発しており、国内調整は難航が予想される。