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首相、原発輸出推進を強調 閣議議事録作成義務化の法改正も表明

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首相、原発輸出推進を強調 閣議議事録作成義務化の法改正も表明

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 安倍晋三首相は18日の参院本会議の代表質問で、原発の輸出について「相手国の意向や事情を踏まえ、わが国の技術を提供する考えだ」と述べ、今後も推進する考えを強調した。「東京電力福島第1原発事故の経験と教訓を世界に共有することで原子力安全に貢献していくことがわが国の責務だ」とも語った。共産党の市田忠義書記局長の質問に答えた。

 市田氏は脱原発を求めたが、首相は「原発停止でわが国は化石燃料への依存を高め、燃料輸入費の増加や電力料金上昇という形で国民生活や経済が多くの影響を受けていることを忘れてはならない」と反論した。

 首相はまた、閣議や閣僚懇談会の議事録作成を義務付けるため、公文書管理法の改正案を国会に提出する考えを示した。

 改正は、機密を漏らした国家公務員らへの罰則を強化する特定秘密保護法案とセットで必要だとして公明党が求め、同党の山口那津男代表が質問した。

 首相は「明治以来、議事録を作成してこなかったわが国の閣議のあり方とも関わる問題なので、必要な調整、検討をした上で(改正案を)提出したい」と述べた。

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