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ランボルギーニ、販売台数2桁減 中国の超高級車市場が冷え込み

ニュースカテゴリ:政策・市況の海外情勢

ランボルギーニ、販売台数2桁減 中国の超高級車市場が冷え込み

配信元:中国新聞

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 中国では超高級車市場が低迷の傾向を見せている。イギリスのベントレーやイタリアのランボルギーニの中国における販売台数は低下しており、特にランボルギーニは今年2桁の減少で2010年の水準に逆戻りする見込みだ。だが輸入台数でみると、1~7月の販売成長率は前年並みを維持している。

 中進汽貿サービスの統計によると、今年1~7月の超高級車の販売台数は3000台弱で、成長率はほぼ前年並みの20%だったという。

 同社の王存マーケティングマネジャーは「超高級車の購入者層は比較的安定している」として、中国政府の節約令の影響を否定している。

 これに対し、ランボルギーニCEO(最高経営責任者)のステファン・ヴィンケルマン氏は「中国の消費者の購入意欲は下降している」として、今年の中国における販売台数を約200台と予測している。

 この数字は10年並みの水準で、12年同期より約13%減少する見込みだ。同社は近年、販売ネットワーク拡充に力を入れており、中国における販売店をそれまでの6社から20社に増やしていた。

 またフェラーリの今年上期の販売台数は前年比12.5%減。ベントレーは同期、全世界で4279台を販売し、前年同期の3929台より8.9%増だった。このうち中国における販売台数は前年比23%減の817台で、同社によると低迷の主な原因は消費者が主力新型車種「フライングスパー」の販売を待っているからだという。(北京日報=中国新聞社)

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