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業績低迷企業に厳しい評価 日産、ソニー、ガンホー…決算後に株価急落
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会見するカルロス・ゴーン日産自動車社長=1日午後、横浜市(宮川浩和撮影) 円安株高を背景に多くの上場企業の業績が改善する中、株式市場は業績低迷の企業の決算発表に厳しい評価を下している。前週末に2014年3月期通期業績予想を下方修正した日産自動車の株価は5日、10%超も下落。コマツやソニー、ガンホー・オンライン・エンターテイメントも決算発表後、大幅に下げた。
新興国経済の失速や円安によるコスト増、成長期待の剥落などが背景にあり、日本株全体の上昇機運に水を差した格好だ。
日産の終値は、前週末比100円(10.4%)安の861円で、約7カ月ぶりの安値水準に沈んだ。インドやブラジルなど新興国での販売不振が嫌気されており、「世界での販売計画に下振れリスクがある」(大手証券)と厳しい指摘も出ている。
コマツは、インドネシアでの鉱山機械の需要低下で下方修正を余儀なくされた。ANAホールディングス、スカイマークの航空大手は円安で燃料費負担が膨み、業績を下方修正した。
スマートフォン(高機能携帯電話)向けゲームのヒットによる急激な株価上昇で、一時は時価総額で業界最大手の任天堂を抜いたガンホーも、7~9月期の業績改善が失速したことで期待が失望に転じた。発表翌日は制限値幅の下限(ストップ安水準)まで売られ、5日まで5営業日連続で下げている。
同じ業種で明暗が分かれたのが、発表翌日に6.2%上昇したパナソニックと、11.1%下落のソニーだ。下方修正したソニーは、エレクトロニクス部門での販売見通し引き下げが嫌気されたようだ。
カブドットコム証券の河合達憲チーフストラテジストは「企業の収益力の違いで、優勝劣敗が鮮明になった」として、新興国経済の失速や円安などの要因だけではなく、戦略の優劣の差が出ていると指摘する。
SMBC日興証券によると、1日までの決算発表で15.3%の企業が経常利益を下方修正した。好業績が日本株全体を押し上げると期待されていた中間決算だが、5日の日経平均株価の終値は、発表本格化前日の10月28日を下回る。
大和証券の野間口毅株式ストラテジストは「下方修正した企業が目立ち、株価上昇につながる上方修正効果を打ち消している」と強調する。
決算発表日 翌営業日の株価(終値) 下落率
日産 11月1日 861円 10.4%
ソニー 10月31日 1668円 11.1%
コマツ 10月28日 2168円 8.1%
ANA 10月30日 205円 4.7%
ガンホー 10月29日 6万4700円 18.8%