ニュースカテゴリ:政策・市況
海外情勢
13年の日中貿易額5.1%減 2年連続前年割れ、冷え込み浮き彫り
更新
中国税関総署は10日、2013年の輸出と輸入を合わせた貿易総額が前年比7.6%増の4兆1603億ドル(約436兆円)だったと発表した。4兆ドル台突破は初めて。サービス分野を除くモノの貿易で12年に米国に迫る規模となり、13年は米国を抜き世界最大の貿易大国になった可能性がある。ただ、日本との貿易総額は同5.1%減の3126億ドルで、反日デモが暴徒化した12年に続き、2年連続で前年を下回った。
貿易総額のうち輸出は同7.9%増の2兆2100億ドル。09年にドイツを抜いて以来、5年連続で世界一の輸出国になったもよう。
経済成長を支えている輸出の伸びは、東南アジア諸国連合(ASEAN)向けが同10.9%増、米国向けが同7.5%増などと好調で、欧州連合(EU)向けも同2.1%増だった。
人件費高騰や人民元高など輸出のコスト増となる要因はあるが、世界的な景気回復基調に支えられた。
対日貿易は、13年の減少幅が12年の同3.9%減から拡大、日中貿易の冷え込みを浮き彫りにした。13年の対日輸出は同0.9%減、日本からの輸入は同8.7%減だった。
中国市場での日本車販売は回復基調にあるが、政府関連や国有企業の調達などで、日本企業を排除する動きは続いているという。(上海 河崎真澄)