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韓国、女性の経済参画支援 社会環境整備へ4431億円投資

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韓国、女性の経済参画支援 社会環境整備へ4431億円投資

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 韓国は女性の経済参画推進に向けて動き出した。同国政府は今年、前年比26.3%増となる4兆6500億ウォン(約4431億円)を女性支援に充てて女性の子育てや勤労の支援を強化する。現地英字紙コリア・ヘラルドなどが報じた。

 同国の企画財政省によると、支援の内訳は保健福祉省管轄の子育てプログラムに3兆6400億ウォン、保育センターの新設を含む働く女性支援に8442億ウォンなど。さらに政府は、女性の出産・育児の負担軽減に向けて、男性の育児参加や育児休暇の取得を働きかける。育児休暇期間に給付する手当も増額を検討する。

 韓国は結婚や出産を契機に職場を去る女性が多い。同国統計院の2012年の調べによると、25~29歳の女性の就業率が71.6%に対し、30~34歳は56.4%、35~39歳が55.5%だった。女性の退職理由では結婚、出産、育児が全体の95%以上を占めた。

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