SankeiBiz for mobile

韓国、女性の経済参画支援 社会環境整備へ4431億円投資

記事詳細

韓国、女性の経済参画支援 社会環境整備へ4431億円投資

更新

 経済協力開発機構(OECD)は、韓国の12年の特殊出生率(女性1人の生涯出産人数)が1.3と同国では少子化が進行しており、18年には労働人口が減少に転じる可能性があると指摘。女性人材の積極的な活用を提言している。

 こうした声に対し、韓国政府は手厚い支援策を講じて出産や子育てなどの負担を軽減し、女性が職場復帰しやすい社会環境を整える方針を固めた。今年はその一環として、公立施設での5歳以下の無償保育なども開始する。

 昨年、女性で初めて就任した朴槿恵(パク・クネ)大統領は女性支援にも注力している。「子育てで女性のキャリアが断絶しない国」を目指して、1期5年の任期が満了となる18年2月までに165万人の女性の雇用を創出し、現在は55.2%の女性全体の就業率を61.9%に引き上げたい考えだ。(ソウル支局)

ランキング