反中デモ「ベトナムプラスワン」懸念 外資投資熱に影響も
更新外資の呼び込みはベトナム経済の根幹をなす。1986年に改革を掲げるドイモイ(刷新)路線に転じ、90年代には日本などの大企業を中心に進出熱が高まった。97年のアジア通貨危機でいったんは停滞したが、2007年の世界貿易機関(WTO)への加盟を機に再び進出企業が増加した。
日本貿易振興機構(JETRO)によると、13年のベトナムへの世界からの直接投資額(認可額)は前年比36.5%増。同年には韓国・サムスン電子が20億ドル(2030億円)を投じて携帯電話工場を建設した。
ベトナムに熱い視線が送られるのは、世界の企業が「チャイナプラスワン」の姿勢を強めているからだ。
かつては「世界の工場」と言われた中国だが、労働力不足や賃金高騰による大幅なコストアップが顕在化。これに対し、ベトナムは相対的に賃金水準が低いことに加え、人口9000万人という市場も魅力だ。
