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海外情勢
インドネシア、新車好調 今年販売、過去最高131万台見込み
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インドネシアの自動車産業が好調だ。米調査会社フロスト&サリバンによると、今年の新車販売台数は旺盛な内需を追い風に、過去最高だった昨年の123万台を上回る131万台に達する見込み。東南アジア首位のタイが前年比11.7%減の117万台にとどまる見通しであることから、周辺諸国の中でインドネシアが首位に立つ可能性が浮上した。輸出も産業省が過去最高を予測するなど、勢いに乗っている。現地紙ジャカルタ・グローブなどが報じた。
同国の自動車産業は政府の外資振興策などが功を奏し、日系メーカーを中心に2011~13年で65億ドル(約6623億円)の外国資本が投下された。この間に雇用者数も71万5000人から132万人に増加するなど、市場は順調に拡大している。
対照的にタイでは政情不安が長引く見通しであることなどから、フロスト&サリバンの地域担当者は「インドネシアが地域首位の座に近づきつつある」との認識を示した。
インドネシア自動車製造業者協会(ガイキンド)によると、同国の新車販売台数は09年の48万6000台から毎年増加が続き、12年には111万6230台となり、初めて100万台の大台を突破した。
同国販売シェア首位のトヨタ・アストラ・モーターの販売責任者は、1000人当たりの所有台数が現在の80台から25年には300台に増加するとし、今後も市場拡大が続くと予想する。
また、ヒダヤット産業相はタイの生産能力が年間250万台なのに対し、インドネシアもここ数年の投資の成果で200万台に到達したと指摘。生産能力の拡大にともない輸出も順調に増加していると自信を示した。
13年の同国の自動車輸出は、完成車が17万907台、部品を輸入して組み立てなどを現地化するノックダウン生産方式が10万5380台で合計27万6287台。部品など関連製品を含めた輸出額は44億ドルだった。今年は31万台、48億ドルを見込む。
東南アジア諸国連合(ASEAN)は15年に経済統合が予定されており、自動車関連も域内の関税が撤廃または低減される見通しだ。ガイキンド幹部は、輸出増加の好機を迎えているとしたうえで、今後の課題としてインフラ整備を挙げた。
同幹部は、自動車生産の47%が集積するカラワンから30キロと近い西ジャワ州チラマヤ港の建設を急ぐべきだと主張。完成後にはカラワンが「インドネシアのデトロイト」になり得るとの見解を示した。(シンガポール支局)