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消費者心理、3カ月連続改善 昨年11月以来の高水準も 物価上昇に警戒
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内閣府が11日発表した7月の消費動向調査によると、消費者心理を示す消費者態度指数(2人以上の世帯、季節調整値)は前月比0・4ポイント増の41・5となり、3カ月連続で上昇した。昨年11月(42・5)以来の高水準だった。所得・雇用環境の持ち直しで消費者心理は改善したものの、物価上昇への警戒感は根強い。
指数を構成する4指標のうち3指標が3カ月連続で改善した。基本給など所定内給与が6月、2年3カ月ぶりに上昇したことをうけ「収入の増え方」は1・2ポイント増の39・1に持ち直した。「雇用環境」も有効求人倍率(季節調整値)が19カ月連続で改善したことから0・3ポイント上昇した。「耐久消費財の買い時判断」は横ばいだった。
内閣府は消費者心理の基調判断を「持ち直している」に据え置いた。理由については「5、6月と比べて上昇幅は縮小したが、引き続き方向性としては同じだ」と説明した。
一方、1年後の物価の見通しは、ガソリンや灯油など燃料価格の上昇に加え、食料品の値上げ懸念などから「上昇する」との回答が前月比2・2ポイント上昇し85・5%となった。
安倍晋三首相は7~9月の国内総生産(GDP)成長率を踏まえ、12月に消費税率10%への引き上げの是非を判断する。GDPの約6割を占める個人消費の改善が、景気回復の持続力を図るポイントとなりそうだ。