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市況
止まらない円安…1ドル=106円台 株価が上値を追えるかは不透明
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円相場の推移 日米の金利差が拡大するとの思惑からドルを買って円を売る取引が優勢となり、円安ドル高が止まらない。9日の東京外国為替市場の円相場は一時1ドル=106円39銭をつけ、2008年10月以来、約5年11カ月ぶりの安値水準をつけた。東京株式市場で日経平均株価は続伸したが上昇は小幅にとどまった。
前日のニューヨーク外為市場で円相場は下落し、1ドル=106円台で取引を終了。9日の東京市場もこの流れを引き継ぎ、106円台を中心に推移。午後5時現在は前日比1円19銭円安ドル高の1ドル=106円31~32銭。
前週末に発表された米雇用統計で非農業部門の雇用者数の伸びは市場の予想を下回ったが、やむを得ずパートタイムで働く人の減少が続くなど「実はいい内容だとの見方が多い」(大和証券の今泉光雄チーフ為替ストラテジスト)。米国では良好な景気指標が相次いでおり、政策金利の引き上げ時期が早まるとの観測から、長期金利が上昇。日米の金利差拡大を意識したドル買い円売りが加速している。
平均株価の終値は前日比44円04銭高の1万5749円15銭。ただソフトバンクの株価が大幅上昇した影響が大きいとみられ、円安の押し上げ効果は限定的だった。
速報値から下方修正された4~6月期のGDP(国内総生産)の改定値は「設備投資のマイナス幅が大きいなど内容が悪過ぎる」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘投資情報部長)と市場は受け止めており、円安が進んでも株価が上値を追えるかは不透明だ。