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【小渕経産相辞任】安倍首相、松島法相も更迭で調整 小渕氏は引責引責 つまずく「女性登用」

ニュースカテゴリ:政策・市況の国内

【小渕経産相辞任】安倍首相、松島法相も更迭で調整 小渕氏は引責引責 つまずく「女性登用」

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松島みどり法相  小渕優子経済産業相=衆院群馬5区=は20日朝、安倍晋三首相と首相官邸で会い、自身の関連する政治団体が支持者向けに行った「観劇会」の費用の収支が食い違っているなど不適切に支出した疑いが指摘されている問題の責任を取って辞表を提出した。

 首相は問題の長期化は国政の停滞を招くと判断し、受理した。首相はあわせて、うちわ配布問題を抱える松島みどり法相=衆院東京14区=も更迭する方向で調整に入った。首相は9月の内閣改造で女性登用方針を象徴する人事として女性5人を閣僚に起用したが、わずか約1カ月半で2人がつまずく異例の事態となった。

 平成24年12月に発足した第2次安倍政権で任期途中の閣僚辞任は初めて。小渕氏の経産相起用は安倍政権の“顔”としての目玉人事だっただけに、「政治とカネ」の問題で辞任に追い込まれたことは、首相にとって大きな痛手となった。

 首相は小渕、松島両氏の後任について、臨時国会が開会中であることを踏まえ、閣僚経験者や経産、法務行政に通じた議員らを軸に人選を進めているとみられる。小渕氏の臨時代理には高市早苗総務相を充てることを決めた。

 小渕氏の政治資金をめぐっては、「小渕優子後援会」など2つの政治団体が平成22、23年分の政治資金収支報告書で、支持者向けの観劇会の収入を計742万円、支出を計3384万円と記載。2642万円の差額が生じていた。小渕氏側が負担していれば、利益供与を禁じた公職選挙法に抵触する可能性がある。観劇会は24年も開かれたが、収支報告書に記載されていない。

 また、政治資金管理団体が親族企業からネクタイなどを政治資金で購入したことも分かり、野党から追及を受けていた。

 一方、松島氏をめぐっては、自身の選挙区内でうちわを配り、公職選挙法違反の疑いが指摘されており、民主党議員から公選法違反の疑いで告発状が提出されている。

 首相は消費税率10%への引き上げ判断や原発再稼働に備え、政権を安定化させるには、松島氏の更迭も不可避と判断した。

 小渕氏は20日午前、衆院地方創生特別委員会の審議に臨み、調査結果の状況を説明する予定だったが、同特別委は小渕氏の辞任を受け、開会を見合わせた。

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