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フィリピンのカジノ大手、黒字に転換 運営効率化など奏功

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フィリピンのカジノ大手、黒字に転換 運営効率化など奏功

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 フィリピンのカジノ産業が好調だ。同国初のカジノ付き統合型リゾート(IR)「ソレア・リゾート・アンド・カジノ」を運営する地場企業のブルームベリー・リゾーツは、今年1~9月の最終利益が33億ペソ(約86億円)となり、昨年同期の8億6800万ペソの赤字から一転して大幅な黒字となった。昨年同期は初期投資などがかさみ赤字となったが、今年は運営を効率化し、徹底的なコスト削減などにより黒字化を果たした。現地紙マニラ・タイムズなどが報じた。

 同リゾートは、昨年3月にマニラ湾沿いの娯楽地区に開業した。同社の今年1~9月の収入は前年同期比127%増の224億3900万ペソと急伸、一方で支出は同32%増の126億1500万ペソに抑えた。収入のうち96%がカジノによるもので、残りはホテルや小売り分野などとなっている。

 同社のラソン会長兼最高経営責任者(CEO)は大幅な黒字について「予想を上回る数字だ」と述べ、サービスや娯楽施設の質を落とさず黒字経営に向け努力した結果としている。

 同リゾートは200億ペソを投じた拡張施設が今月末に開業する。66のゲーム台や223のスロットマシンなどのカジノ施設に加え、五つ星ホテルや1760人収容の劇場、敷地面積1万平方メートルのショッピングモールなどがオープンする見通しだ。

 フィリピン政府は観光業振興のため、国を挙げてカジノ産業を後押ししている。同国でカジノの運営管理などを行うフィリピン・アミューズメント・アンド・ゲーミング公社は、同国のカジノ収入は2019年に70億ドル(約8196億円)に達し、昨年の22億ドルの3倍以上に拡大するとみている。(シンガポール支局)

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