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【データで読む】自動車生産世界8位 メキシコの強み

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【データで読む】自動車生産世界8位 メキシコの強み

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 メキシコは世界第8位の自動車生産国である。昨年から今年にかけて日系完成車メーカーの新工場稼働が相次ぎ、ここ数カ月間は日系以外の完成車メーカーの工場新設も続々と発表されるなど、世界の注目を集めている。

 同国での生産メリットは、世界40カ国強との自由貿易協定(FTA)ネットワークを持つことに加え、米国に隣接し太平洋と大西洋の海洋ルートを使える。

 さらに、低水準の労働コストなど輸出拠点の魅力がそろっている。実際、メキシコの輸出比率は8割超(うち約7割弱が米国向け)と、他国に比べて高水準である。

 課題は、(1)割高なエネルギーコスト(2)未成熟の素材産業(3)部品供給網(特に「Tier2」以下の2次部品)の裾野が広がっていないこと-である。

 (1)と(2)に関しては、メキシコ国営石油公社、ペメックスの他にもエネルギー事業を開放するエネルギー改革法を成立させるなど、ペニャ・ニエト大統領が改革の姿勢をみせている。(3)に関しては、州政府による誘致強化や現地での「Tier2」育成プロジェクトもみられ、今後の動向が注目される。

 日系完成車メーカーでは、日産自動車が1966年から現地生産を開始したこともあり、生産・販売シェアは高い。次いで米ゼネラル・モーターズ、独フォルクスワーゲン(VW)、欧州フィアット・クライスラー・オートモービルズ、米フォードが続くが、今後も日系各社のシェア上昇が見込まれる。

 また、日系部品メーカーによる工場新設も増えている。日系完成車メーカーが関税メリット享受のため現地調達率の向上が必要であり、日系以外の完成車メーカーからの引き合いが強まっていることから、日系部品メーカーの存在価値が一段と高まるだろう。(編集協力=日本政策投資銀行)

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