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法人減税で景気下支え 15年度税制改正大綱を閣議決定
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政府は14日の臨時閣議で2015年度税制改正大綱を決定した。法人税の実効税率を16年度までの2年間で3.29%引き下げ、企業の収益力強化を通じ経済を底上げする狙いがある。高齢者から若年層への資産移転も加速させ、昨年4月の消費税増税後に低迷する個人消費を刺激する施策を充実させたのも特徴だ。
15年度は、景気に配慮して減税を優先し、国と地方合わせて総額約1423億円の減税となる見込みだ。
法人税の実効税率は現在の34.62%(標準税率)から15年度に32.11%、16年度は31.33%に引き下げる。赤字企業も対象の「外形標準課税」の強化などにより、段階的に代替財源を確保するが、各年度2000億円超の先行減税とする。
企業の東京への一極集中を是正するため、本社機能を東京23区から地方に移した企業の税負担を軽減する「地方拠点強化税制」を創設。「ふるさと納税」は、減税対象となる寄付の上限を2倍に引き上げる。
高齢者の資産を子や孫に移すための贈与税非課税制度も拡充し、既存の教育や住宅のほか、結婚・育児の費用も対象に加える。食料品などの消費税率を低く抑える「軽減税率」は、17年度からの導入を目指す。