たばこ値上げの韓国で「電子たばこ」売れ行き急増 ネット通販16倍、禁煙製品も売れる
更新韓国は、紙巻きたばこの値段が大幅に上昇したのを契機に電子たばこの販売が急増している。現地英字紙コリア・タイムズなどによると、同国は今月1日からたばこの販売価格が20本入り1箱当たり2000ウォン(約220円)値上がりした。値上げを控えた昨年12月、インターネット通信販売最大手Gマーケットで電子たばこの売り上げが前年同月比で16倍に急増。その他のネット通販各社でも同様の傾向がみられるという。
同国政府は昨年9月、国民の健康増進を理由に年始からのたばこ値上げに踏み切った。米フィリップ・モリスや英ブリティッシュ・アメリカン・タバコ、日本たばこ産業(JT)を含む各社の代表的なたばこ製品の1箱当たりの販売価格は2500~2700ウォンだったが、この措置を受けて今年から4500~4700ウォンとなることが決定した。
韓国関税庁によると、政府発表の直後から電子たばこの輸入が急増。9~11月の輸入額は約52億ウォンとなり、前年同期のおよそ7倍に達した。
また、電子たばこ以外にもニコチンパッチなど禁煙製品の販売も増加しており、Gマーケットでは昨年12月の禁煙製品全体の売り上げが前年同月比で5倍増となった見込みだ。
