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スカイマーク株価の“珍現象” 「再生できれば価値残る」投資家勘違い?

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スカイマーク株価の“珍現象” 「再生できれば価値残る」投資家勘違い?

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 民事再生手続き中のスカイマークの株価が、上場廃止直前にもかかわらず、20~30円台で取引される“珍現象”をみせている。通常、経営破綻した企業の株式は「紙くず」になってしまうため、1~2円まで売られるケースが多い。スポンサー選びが進む中、「うまく再生できれば株式の価値は残る」と思い込んでいる株主も多いようだ。

 スカイマークは1月28日に民事再生法の適用を申請。これを受け、同社株は現在、東京株式市場で「整理銘柄」に指定されている。27日が取引最終日で、3月1日付で上場廃止となる。

 1月28日に317円(終値)だった株価は、続く29、30日と値幅制限(80円安)いっぱいまで値下がりした。

 今月2日に東京証券取引所が値幅制限ルールを撤廃したため、一時16円まで売り込まれ、16日と17日には年初来安値の10円をつけた。

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