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“世界一の都市”東京の長期戦略 社会インフラ「五輪後」の視点

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“世界一の都市”東京の長期戦略 社会インフラ「五輪後」の視点

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 A.T.カーニーによる「NeXTOKYO構想」では、BRTのルートを大幅に延長し、都心に2つのループをつくる動線「TOKYOバタフライ」を提案している。「米国のショッピングモールは、中央にフードコートがあり、左右に分かれてショッピングを楽しむ設計になっている。これを参考にTOKYOバタフライでは豊洲、築地を巨大なフードコートに見立て、それを中心に西側の虎ノ門・六本木、原宿・渋谷、台場という現代文化の拠点を回る路線と、東側の銀座、日本橋、秋葉原、上野・浅草、両国・深川と伝統文化の拠点を回る路線を構築する。「東京を巨大なショッピングモールにしようとイメージした」(A.T.カーニー日本法人の梅澤高明会長)という。

 「経済産業省では東京オリンピック・パラリンピックに向けて、モビリティー、スマートシティー、ストレスフリー、クールジャパン、インベストメント(対日投資)の5大プロジェクトを推進することを決めた。面白いアイデアがあったら、どんどん持ち込んでほしい」-東京オリンピック・パラリンピック担当の大臣官房政策評価広報課の前田泰宏課長は民間シンポジウムの講演でそう呼びかけた。

 20年に向けて東京では、公共、民間とも活発な投資が行われるのは確実だが、すでに東京都では競技施設の見直しなど過大な投資を抑制する方針を打ち出すなど、無駄な投資の余裕はない。官民が将来ビジョンを共有し、五輪レガシー(遺産)として東京、さらには日本の発展に寄与する投資を、ハード、ソフト面含め効率的に行っていくことが必要となる。(千葉利宏)

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