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ベトナム、ビール市場成長で競争激化 メーカー各社生産増強

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ベトナム、ビール市場成長で競争激化 メーカー各社生産増強

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ベトナム・ハノイのビアホール(AP)  ベトナムはビール消費量の拡大に伴い、国内外のビール会社が生産増強など事業強化に乗り出している。同国ビール・アルコール飲料協会によると、2014年の年間ビール消費量(輸入ビールを除く)は31億4000万リットルに達し、ビール売上高が31億ドル(約3720億円)を上回った。同協会は15年の消費量が14年と同様の前年比7~8%増に伸びると予測する。現地経済紙ベトナム・インベストメント・レビューなどが報じた。

 バドワイザーを販売するビール会社世界大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ベルギー)は、南部ビンズオン省で今月に同国初の生産工場の稼働を開始する。投資額は推定3000万ドル。最新の生産設備を導入し、年間生産能力は1億リットルという。同社は、ベトナムのビール市場は今後さらに成長するとみており、現地生産によりシェア拡大を目指す。

 また、タイのアルコール飲料最大手のタイ・ビバレッジは2月、ベトナムのビール会社最大手サイゴンビール・アルコール飲料総公社(サベコ)の株式40%を10億ドルで取得することに意欲を示した。

 サベコをめぐっては、同国商工省が同社の政府の株式保有比率を現在の89.6%から引き下げることを検討しており、10社以上の外資企業が興味を示しているもようだ。

 外資企業の攻勢に地場ビール会社も手をこまぬいていない。

 同国ビールシェア2位の地場ハノイビール・アルコール飲料総公社(ハベコ)は1340万ドルを投じ、昨年12月に中部クアンガイ省に新工場を設置した。また、同国最大の民間企業マサングループは、地場ビール会社を買収して市場参入するなど動きが活発化している。

 14年の同国ビール市場をみると、全体の約6割をサベコとハベコの2社が占めるものの、他の国内外ビール会社も販売攻勢を強めており、今後、同市場をめぐる競争が一段と激化しそうだ。(シンガポール支局)

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