スターバックス、本場イタリアでも勝機あり? バール崩壊、Wi-Fi…条件整う
更新スローフード運動は1980年代後半、イタリアにマクドナルドが進出してきた際に反動としておきた。米国発のファーストフードに対する社会運動である。今もって、「スターバックスは米国文化の侵略だ」と言う人もいるが、前述したように伝統的バールが市場の変化に対応している現状をみるに、少なくてもミラノ中心部の文脈にはあてはまらない。
イタリア人のある友人はこう語った。
「外国のスターバックスにいくと、イタリア人がうじゃうじゃいて喜んでコーヒーを飲んでいるじゃない。イタリアのエスプレッソは世界一美味いと自負している人たちが、そういう行動をとっている意味を考えるべきだね」
スローフードがスタートしてから約30年。ちょうど1世代という年月である。米国とイタリアという2つの文化が変化した結果として、今回のスターバックス進出をおさえると見えてくることは沢山ある。
古典的な言い訳に誤魔化されてはいけない。
(安西洋之)
